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あたらしい

右に出て、まっすぐ行って、
信号が見えたらまた右。
マーケットをすぎて、銀行もすぎて、
まもなくの交差点を左にいく。

そのまま進んで、ふるい桜林が見えるまんまえに。
あたらしいマンチ食堂は、すでに、うぶごえをあげていました。

弘前の駅前よりも、
もっともっとしずかで、
ひとびとの暮らしのなかにスポっと入り込んでいるような場所に、
タカシさんときぬよさんのふたりが、またはじめた。
おいしい玄米ごはんと、ぴりりーとするスパイスとナンプラーの香りを、
こうやって、田舎に帰ってきた息子のように、
くんくーんと嗅いでいるわたしは、
ほんとうに、声にだして「ただいま」と言いたくなってしまったんだよ。

箸を持つ手を、止めて、
桜林のほうに耳をすます。虫の声とはっぱの音。
きもちのいい風。
ひろびろとした部屋からは、きぬよさんの畑も見える。
野菜の花が、かわいらしく咲いていた。
自転車に乗った学生さんは、歌をうたってごきげんにとおりすぎてゆく。

「ウチのまえ、うたっていくひと、けっこうたくさんいるんだよねえ。」

と、きぬよさんが笑っていた。
なんとなく歌いたくなるのもわかる。
そのくらい、まっすぐな道のうえ。
まんぷくのしあわせが、わたしのカラダのなかでふたたびうずきはじめました。
まぎれもなく。きょうを、生きている。

ありがとう。また行くね。

マンチ食堂、おかえり。ただいま。


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30・31

ことしも。
行くことができました。

クラムボン ライブ。
日比谷野外音楽堂。
なんと。
2Days。・・・!!!

ざぶんざぶんの雨にふられて、
みんな、魚になったみたい。
しゃぼん玉のあぶくが、
海の底から、うきあがっていた。

なんにも考えないで。
ぷかぷか。ただよっていれば、いい。

地上では、そんなこと、なかなか許されないけれど、
ここには、とやかくいうひとなんて、ひとりもいないのだ。

みどりの木々もまもってくれている。
音楽のカミサマも、きっといる。  
雨がっぱを着て透明になった魚たちは、もこもこと、かわいく、
思い思いに泣いたり、わらったりしながら、
忘れたくない思いといっしょに、うたっていました。

きれいだったよ。

終演後に、
かわいいタオルや、
ノレンを製作しているイラストレーターの山内マスミさんに会えまして。
ほろ酔いで、たのしく会話をしました。
かわいかったー、マスミさん。
わたしがいうのは、失礼なのかもしれないけれども。
すてきだなあ。

さらに幸運なことに、楽屋に連れて行ってもらいました。
どっきどっき。
そこに。原田郁子さん、ミトさん、伊藤大助さんの3人。
ピカーンと。よろこびに満ちていました。
それにつられて、まわりのひとびともきらきらとして、
ほんとうにまぶしかったです。
エンジニアのZAKさんは、いつ見てもおだやかだったけれど。

ああ。わたしはことしも、
やおんのエナジーにやられっぱなしだった。

こんなふうに、いつまでもクラクラしてたいよう。
また、らいねんも。
会えますように。

*本日のぼんやりBGM*
もう、どこかに行っちゃいたいなあ。
そんなときのおんがくです。
じわーーー。

 Effess

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